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企画の素

映像作家 今井いおりのブログです。

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夜明けのジャムパン

〇繁華街(夜明け前)

自転車で新聞配達をする青年。
青年の顔から吹き出す汗・汗・汗。
自転車のカゴに一杯に入った新聞紙。

〇雑居ビル前(夜明け前)

青年が自転車のカゴから新聞紙を掴んで雑居ビルに入っていく。
空になった自転車のカゴ。

〇同ビル内集合ポスト

ポストに新聞紙を手際良く入れ終え、ポケットから120円とタバコを出しながら雑居ビルから出ていく。

〇同ビル近くにある自販機

くわえ煙草で自販機にお金を入れる青年。
ボタンを押そうとしようとする時、「あの~」という弱々しい声がする。
青年が、振り返るとそこにはホームレスがいる。
ホームレス「すいません、田舎に電話をしたいのでお金をください」
しばらくホームレスを見る青年。
ホームレス「山口の田舎に電話をして、実家に帰りたいのです。」
青年、自販機からお金を戻し、ホームレスに渡す。
ホームレス「ありがとうございます。ありがとうございます。」
ホームレス、近くにある公衆電話を見て
「朝早いから、まだ俺の母ちゃん寝てるよ」
ホームレス、ニカッと笑って去っていく。

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〇青年、自転車に腰かけて大きくタバコをふかす。

〇交差点(夜明け前)

交差点の傍にはコンビニ
青年が自転車でやってきて信号待ちをする。
コンビニの駐車場の外灯が点滅している。
ふとコンビニに見をやる青年。
するとコンビニからレジ袋を持った先程のホームレスが出てくる。
ホームレス、掻きむしるようにジャムパンの袋を開けて、ジャムパンを頬張る。
青年「・・・・。」
信号が青になる。
青年、力いつぱいペダルを踏んでコンビニを後にする。

〇橋の上(早朝)

太陽が昇り町を照らしてゆく。
全力で自転車を走らせる青年。
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[ 2013/01/18 22:19 ] フィクション | TB(0) | CM(0)

NO!パケット定額

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〇携帯ショップ

オッサンが店員になにやら相談をしている。

オッサン「姉ちゃん、今月そんなに電話してへんねけど請求みたらこんなにあんねん、何かおかしないか?」

オッサン、請求書を店員に見せる。
そこには多額の請求額の数字がある。

店員「お客様、これは通話料ではなくパケット通信ですね。何かインターネットで映像を御覧になられてはないですか?」

オッサン「インターネット?エロ動画ぐらいしか見てへんで。」

店員「お客様、インターネットで動画は情報量が非常に多いのでパケット料が多くなりこのような請求額になってしまいます。ですので、動画を見るのを控えてみてはいかがですか?」

オッサン「そら無理やわ、見るもん!」

店員「さようでこざいますか、それではパケット定額は、いかがですか?これですとパケット料にかかわらず料金が一定の4500円ですので料金を気にせず動画を楽しむ事ができます。」

オッサン「それは嫌やわ」

店員「??どうしてでしょうか?」

オッサン「何か嫌やわ」

店員「でしたら動画を見るのを・・・。」

オッサン「それは無理やわ」

店員「では次も、高額な請求をさせていただく事になるのですが・・・」

オッサン「僕はね、Hな動画も見たいし、そのなんちゃら定額もしたくないんよ、何かないの?」

店員「はい、動画を見るのを控えていただくか、パケット定額に入っていただくしかないですね~。」

オッサン「いや、そのなんちゃら定額、4500円やろ、ツタヤでも月10本はエロビデオレンタルできるで、僕そんなスケベちゃうもん、そんなんドスケベや!」

店員「でしたら動画を見るのを控えて・・」

オッサン「それは見るよ、だってピッピツて押したら見れるもん、ツタヤは、ビデオ借りるのに家から自転車で行かなあかんねんで。」

店員「・・・(もうどうしたらいいか)」

オッサン「歩いてでもええけどな」

店員「はぁ、ではパケット定額をオススメしますが」

オッサン「それは嫌やって」

店員「では見るのを・・・」

オッサン「絶対見る、安くなれへんの今月分」

店員「それは、もう無理です・・・ですのでパケット定額でしたらこのような額には・・。」

オッサン「あんたもしつこいな、それは嫌。もうどうしても見てしまうから、設定で見られんようにできへんの?」

店員「申し訳ございません。そちらの機種は、そのような、設定ができません。」

オッサン「はな僕見てしまうがな。」

店員「ですからパケット定額に」

オッサン「それは嫌、ほんまに設定で見られへんようにできへんの?これ僕にとってスゴい決断やで」

店員「見られないようにする設定はございません。」

オッサン「ほな、僕見てまうがな。」

店員「でしたらパケット定額を」

オッサン「それは嫌やって!」

そこに血相を変えたオバハンが入ってくる。

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オッサン「おかあちゃん!」

オバハン「あんた!まだHな動画見たやろ」

オッサン「見てへんわ!」

オバハン「ほな何で、電話代10万もすんねん!」

オバハン、預金通帳をオッサンに見せる。

オッサン「ほやからなんちゃら定額にしよう言うたやないか!」

オバハン「ほら見てんねや!」

オッサン「見たよ、そら見るよ、男やもん」

オバハン「開き直りか!」

店員「あの、パケット定額になさいますか?」

オバハン「そんな水道代より高いもん払えるか!(オッサンに)あんたがしょうもないもん見んかったらええんや!!」

オバハン、オッサンの耳をひっぱりながら店から出ていく。

オッサン「痛い、痛いわ、耳ちぎれる!」

〇1月後

〇携帯ショツプ

憔悴したオッサンが店にやってくる。

オッサン「姉ちゃん、相談なんやけどなんちゃら定額なしに格安でHな動画見れる方法ないやろか?」
[ 2013/01/18 22:12 ] フィクション | TB(0) | CM(0)

マスク

激しく泣く赤ん坊。

赤ん坊を持ち上げ、あやす母

赤ん坊の下敷きになっているマスク。

帰ってくる父、咳をしている。

それを見て、

母「マスクをつけてよ!」

父「マスクなんて何処にあるんだ?」

母「そこにあるじゃない」と赤ん坊の下敷きになっていたマスクを指さす。

マスクを着ける父。

母、赤ん坊のオムツをとるとウンコまみれ。

顔をしかめる父。

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[ 2013/01/18 22:07 ] フィクション | TB(0) | CM(0)

嗚呼、住民説明会

近所の巨大倉庫が解体され、その跡地にマンションが建設される事についての住民説明会が公民館で開催された。

雨が降っていた。

公民館に入ると、がたいのごついパンチパーマでスーツ姿の男(以下パンチ)が、苦虫を噛んだような笑顔で、住民1人ひとりに嫌に丁寧に
「今日は足元の悪い中わざわざありがどうごさいます。」と挨拶をしていた。

会場には住民50人程が席に座り、壇上には、施工主、工務店の代表者、パンチ、技術者、現場監督がいた。

パンチは部長だった。

始めに、工務店の代表者からの挨拶があり

「この度は2回目の説明会に足元の悪い中お集りいただきありがとうございました。前回は私どもの説明に不備があり大変ご迷惑おかけしました・・・・。」

聞くと1回目の説明では住民にこれといった根回しもせず、その日の説明会の数日後に工事を行う予定であったが、住民達から「聞いていない!」「挨拶がないとは何事だ!」と猛反発を受け、工事開始を遅らせ2回目の住民説明会に至った事が分かった。

説明会では、住民全員に工事の資料が配られ、それに基づき説明が行れた。

資料には工事に使われる重機、防音対策、壊わされる倉庫にはアスベストが含まれていない事を調査した証明書、工事で使われるトラックの道順などが書かれていて、パンチはそれを慣れない敬語で必要以上に頭を下げながら、説明していた。

「防音対策としてはですね、防音シーツを倉庫の周りすべてに設置させていただきます。それでも音が漏れる場合がございます。申し訳ございません。ご協力お願いします。」

「トラックの道順でございますが、本来ですと直進コースを走るのですが、近くに小学校がございまして、小学校の校長先生様とご相談をさせていただきまして、この様な順路にさせていただきました。申し訳ありません。」
など、異様にへりくだった感じで説明していく。

それでも住民達、特に老人は執拗に質問していく。

「音がどれだけの音量か分かる様に計測機をつけてデジタル掲示板を置け」

「工事の振動でウチの家にヒビが入ったらどうしてくれる!」

「保育園の開園時間に合せて工事の作業開始時間を遅らせろ!」

と、攻撃的な質問を何度も浴びせる。

それに対してパンチは顔を真っ赤にしながらも平身低頭で応えていく。

ここで住民の1人が用意周到と思われた資料に不備を見つける。

現場監督の連絡先が記載されていなかったのだ。

これに対して、住人達は鬼の首をとったとばかりにヤンヤヤンヤと場は大混乱。

しかしその場に現場監督もいたのでパンチは「資料に不備があり申し訳ございません、連絡先がないのはとんでもない事でございます。口頭で大変失礼ですが、こちらの現場監督からお伝えさせていただきます。」

ところがその現場監督、携帯電話を手にして、自分の番号が分からないらしく要領を得ない。

ついにパンチの我慢が限界を超え
「お前の番号言え言うとんのじゃ!!アホンダラ!!」
と怒鳴った。

会場に失笑が響いた。

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なんとか現場監督の連絡先も住民に伝えたが、パンチでは役不足という事で公務店の代表が説明する事になった。

代表はオールバックでヒゲを生やし、金のメガネと金の時計で高そうなスーツを着ていた。

数々の修羅場を潜り抜けてきたのであろう、住民の執拗な質問にも丁寧に説明し住民も納得してきた様子だった。

こんな質問もあった。

住民「倉庫の隣にマンションがあるが防犯対策はどうなっているのか?」

代表「・・・防犯対策?・・一応作業が終われば現場にはカギをして入れないようにしておりますが。」

住民「そうゆう事ではなくて、昼間の作業中に倉庫を囲んでいる足場から作業者がマンションに入ってきたらどうするのか?」

代表「それは、ウチの者が足場からマンションに飛び移るという事ですか?」

住民「そうです、私は8階に住んでいるのでとても心配なんです。」

代表「いやっそんな事は・・・」

さすがの代表も言葉に詰ってしまうと、住民達は「そうだ、対策はどうなっている!」と場は再び混乱した。

すると、それまで終始黙っていた自治会長が発言する。

「えー、1回目の説明会では、ずいぶんといきなり工事をするという事で、我々も、それは寝耳に水でしたので、もう1度説明してほしいとお願いしました。今回は、非常に腰も低く、先程の足場からマンションに飛び移るという事はないと思います。

そして今は、倉庫に荷物を運ぶトラックが行き来しておりまして、非常に危険です。それがマンションに変わるのですから我々としては実は有難い事なんです。

工事の近くに住んでる方はしばらくは大変だと思いますが、我々も協力をしますので、安全に工事を運んでいただければと思います。」

その言葉に住民達は納得し、公務店側も感謝を述べて無事住民説明会は終了した。

公民館を出ると、それまで降っていた雨がやんでいた。

そして数日後、工事は開始された。

倉庫の周りには防音シートが設置され、危惧していた騒音も杞憂に終った。

工事から1ヶ月後。

その日は季節はずれの台風が日本に上陸。

外も歩けない程の強風が工事現場にも吹いていた。

そして、大きな音がドーンと響いた。

防音シートが強風にあおられ落下した。
[ 2013/01/18 22:05 ] フィクション | TB(0) | CM(0)

愛がないので敗北した日

大阪北摂。

老夫婦が営む食堂。
古いながらも感じのいい店。

カツ丼を注文。

「兄ちゃん大きいからいっぱい食べるやろ」と言って、おっちゃんが大盛りにしてくれた。

おっちゃんの笑顔が眩しい。

カツを頬張ると肉が臭くて吐きそうになった。

完全に痛んだ肉を使っていた。

カツを残して、御飯だけ食べて精算。

店のおばちゃんに
「兄ちゃんカツ食べてへんやん」って言われたので

「僕,カツ嫌いやねん」って言うたら

「ほんだら別の食べたらよかったのにって言われたので

「ゴメン」と言って店を出た。

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[ 2013/01/18 22:02 ] フィクション | TB(0) | CM(0)

コンビニロケンロール

近所のローソンで「カラアゲ君祭り」なるものを催していた。

店内はニワトリの帽子をかぶったアルバイト数名と幹部連中と思われるカッターシャツに身をつつんだおっさん達が「カラアゲいかがっスか~」としきりに叫んでいる。

ローソンあげての一大イベントだ!

その中で唯一、声も出さず、ニワトリの帽子もかぶらず、淡々と作業をこなす佐藤君(仮名)29歳(推定)がいた。

佐藤君はいつも、『俺はこの場所にいる人間じゃないオーラ』を出している。

佐藤君はきっと革命を待っているのだ・・・自分革命を・・・・。

きっと、幹部にニワトリの帽子をかぶれと言われても、「僕、そんなんじゃないんで、無理っス」などといい、ニワトリの帽子を被ったらバイトを辞めるまでの覚悟で望んでいるに違いない。

体制と反体制の対立をローソンで見るとは・・・・・僕はなにか大切なものを取り戻したような気がする。

タバコとコーヒーを買って外に出ようとしたら、出口で幹部のおっさんにカラアゲの試食を薦められた。

「あっどうも」と言って、カラアゲを食べた。

結構美味かった。

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[ 2013/01/18 22:00 ] フィクション | TB(0) | CM(0)

(笑)

(笑)が嫌いだ。

私の周りにも、このブログにも(笑)の使用があって、別によいのだが、なんだか(笑)を見てしまうとなんだか嫌だ。

そして(笑)を使用する人とも普通に付き合っているし、一番いいことは僕が腹にためておけばよいのだが、いかんせん未だ公的発言を出来ない僕はやっぱ(笑)が嫌いだと書いてしまう。

なぜ(笑)が嫌いかというと、せっかく、日々の出来事やなにかの表現に触れた事を書いているのに(笑)が文章の中に入ってしまうと、真剣さが薄れてしまい、味気なく感じる。

もう一つは笑いを押し付けられているようで嫌なのだ。

面白いことがあれば、その事を伝える為に素直に書けばいいのに、『おもしろいでしょ!』と言われているようで嫌なのだ。

その『おもしろいでしょ!』をちゃんと表現してよ。

別にはずしてもいいじゃない!

そうそう話は変わるけど、先日、朝6時に目が覚めてしまって、なんにもやる事がないので友人に、飲み会の日時の確認メールを送った。

そしたらその友人からすぐにメールが返信されてきた。

まさかすぐに返事が返ってくるとは思わなかったので
「朝の6時に起きているなんて早起きやなぁ」とメールしたら

「君のせいや」と返ってきた(笑)
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[ 2013/01/18 21:59 ] フィクション | TB(0) | CM(0)

日本の技術力

新しい自転車を購入した。

その自転車はペダルをこぐごとに、タイヤに空気が入るという。

東大阪の零細企業がエアーハブという製品を開発したのだ。

日本の技術の底力といったところである。

これで、空気を入れる作業はなくて済むし、タイヤの空気がなくならないのでパンクになりにくいという。

もちろん空気が入りすぎて、タイヤがパンクするという事はない、必要な分だけ空気が入る設計なのだ!
さっそく乗ってみた。

なるほど、漕ぐたびに後ろに乗ったおっさんが、一生懸命空気入れでタイヤに空気を送り込んでいる。

少々オッサンは重たいが、日本の技術に敬意を払いつつこのオッサンと付き合っていくつもり。

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[ 2013/01/18 21:55 ] フィクション | TB(0) | CM(0)

3月26日に何が起こったか

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3がつ26にち(はれ)

おじいちゃんが犬をすてにいきました。

すると犬が先に帰ってきました。

ぼくはそんなおじいちゃんがだいすきです。

※店の反応※
今度は君がおじいちゃんの手伝いをしてあげるといいですよ

・・・・・・・どうしても犬は捨てないといけないみたいだ
[ 2013/01/18 17:00 ] フィクション | TB(0) | CM(0)
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