仕事柄、色んなお仕事の方にお会いするのだ。
そして、立ち話から、取材テーマとは違う面白い話を聞く事ができるのだ。
今回はそんな話。
その日はハローワークに長年勤めている吉岡さん(仮名・58歳)と立ち話をした。
取材のテーマは子育てしているお母さんへの就業支援。
その流れで、ふと前々から疑問に思っていた事を質問してみた。
「よく収入が多いと生活が安定するので、子供を育てられる、今は不安定なので少子化になっていると」
おそらく賢い人が調べたのだから間違っていないのだろう
「しかし、私の周りを見ると、私のような不安定なフリーランスの方が結婚していて子どももいる、そして安定した会社に勤めている人の方が独身で、子どももいない、何故でしょうかね?」
吉岡さんはこう答えた
「それはね、強いからなんですよ」
「組織に属さず己の力で生きて行こうなんて、並大抵じゃない」
「私の親父は町工場の社長で、忙しい時には毎日夜中の2時3時まで、そして暇な時には1カ月何もしない、あれは子供心に不安だった」
そうか、ハローワークの職員は求職者だけではなく、事業主とも付き合っているのだ、だから事業主の強さを知っているのだ。
そして、僕の周りの状況は僕の周りだけの話だ。
そして吉岡さんは
「私の息子は30で定職に就き彼女もいる、でも結婚しない、聞くと今の仕事でいいのかと悩んでいるようだ」
「ゆとり世代というか・・・青春謳歌してるのかな」
ゆとり世代が30歳という驚きと、確かに青春謳歌は納得できた。
そういや、息子は4月で小学生、私もいつの間にか40歳。
青春なんていつの間にかおサラバしてて、それでいてちっとも寂しい事もなく。
施設内では幼児を抱っこしたお母さんが真剣に求職票を一枚一枚めくり仕事を探していた。
ちょもらんま企画 今井いおり拝
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